今回の記事では、LINEモバイルのプラン「MUSIC + プラン」は契約する必要があるのか、
実際にLINEモバイルで「MUSIC+プラン」を契約せず、コミュニケーションプラン3GB音声SIMでLINEMUSICオプションを契約した私が検証してみたいと思います。
目次
MUSIC+プランは必要?
私はLINEモバイルの契約の際に、コミュニケーションプラン3GBで契約し、オプションでLINEMUSICと10分電話かけ放題を契約しました。
最初2か月が無料で、次の4か月が500円、その後は750円というサービスで、
いずれにせよ音楽聞き放題で750円は割安かなと思って契約しました。
しかし、LINEMUSICのパケットが消費されないMUSIC+プランを申し込むかどうか悩んだ結果、私は申しこみしませんでした。
理由は、基本的にフルタイムで働いていて、週休2日制の私は通勤時、外出時にしかLINEMUSICを使わないため、メインのパケット量で十分だろうという判断をしたからです。
その結果、私はパケット使用量が3GB以内に収まりました。
アバウトな計算ですが、通勤、退勤合わせて一日約30分、外出時約1時間×2日=一週間で約3時間、一か月で12時間音楽を聴いている計算です。
1分2MBと仮に計算すると、1440MB消費していることになります。
1500MB、つまり約1,5GB 浮いたということになります。
実際に既存のプランと比較して考えてみると、
コミュニケーションプラン5GB音声SIMが2220円、
MUSIC+プラン3GB音声SIMが2390円です。
そして1.5GB分浮いたとした場合どちらが良いか・・・お分かりいただけましたでしょうか。
あくまで私の一例ですが、余程音楽を聴きまくるなどない限りMUSIC+プランに申し込むメリットはあまりないでしょう。
先に結論をお話しましたが、より詳しい詳細については次章にて記述します。
LINE MUSIC + プランの月額料金
LINE MUSIC + プランの料金はこのようになっています。
データ通信 SIM |
データ通信 SIM+SMS |
音声通話 SIM (+580円) |
|
---|---|---|---|
3GB | – | 1,810円 | 2,390円 |
5GB | – | 2,140円 | 2,720円 |
7GB | – | 2,700円 | 3,280円 |
10GB | – | 2,940円 | 3,520円 |
LINE MUSIC + プランは、LINE・Facebook・Twitter・Instagramが使い放題のコミュニケーションフリープランと同じく3GB・5GB・7GB・10GBから選ぶことができます。
LINE MUSIC + プランのメリット
まずは、LINE MUSIC + プランのメリットについて書いていきます。
LINE MUSICの楽曲が通信量無制限で聴き放題
MUSIC + プランの特徴は、LINE MUSICの音楽が通信量無制限で聴き放題であることです。
実際にLINE MUSICで4分~5分の音楽を「音質 – 中」で聴くと、通信量は10MBほどという情報がありました。
先ほどの単純計算で、一か月で12時間音楽を聴いているをすると1440MB消費していることになります。つまり約1,5GB 浮いたということになります。
Wi-Fiに接続した場合通信量を気にする必要はないですが、
通勤・通学時などWi-Fi環境がない場合はモバイル通信で音楽を聴く必要がありますので、、使いすぎに注意しながら音楽を聴かなければいけません。
それがLINE MUSIC + プランなら、通信量が高速通信容量としてカウントされないため、音楽を聴きたいときに聴きたいだけ楽しむことができます。
通信容量を使い切った場合でも高速通信で使い続けられる
MUSIC+プランの特徴のなかのもう一点として、音楽を聴きすぎて一か月に使える通信料を超えてしまった場合でも、LINE MUSICで音楽を不自由なく聞くことができます。
また、MUSIC+プランはLINE始めFacebook、instagram、twitterも限度無く使えるので、普段からSNSを使い、音楽もよく聞くという方にはおすすめです。
LINE MUSICのサービスや機能で使い放題になるもの・ならないもの
LINE MUSIC + プランサービスや機能で使い放題になるもの、ならないものについてまとめておきます。
MUSIC+プランで通信制限の受けるもの、受けないものについてご紹介します。
音楽の視聴
音楽のダウンロード・保存
歌詞・文章の閲覧
音楽の検索
プッシュ通知
お知らせからのLINE MUSIC公式サイトへのアクセス
PC版LINE MUSIC
LINE MUSIC内にある広告などLINE MUSICとは関係ないサイトなどへのアクセス時の通信はカウントされます。
なおLINEモバイル カスタマーセンターの担当の方が、LINE MUSIC内にある広告などLINE MUSICとは関係ないサイトへのアクセスで発生した通信は高速通信としてカウントされるとのことでした。
ですが、私が確認した限りではLINE MUSICアプリ内に広告は見当たらなかったので、そのリスクはほぼないと思っておいていいでしょう。
私が思いつくLINE MUSICの使い方はこれで全てでしたが、全てのサービスや機能において発生した通信はカウントされず高速通信容量は一切消費しないということなので、LINE MUSIC + プランはLINE MUSICヘビーユーザーにはかなりメリットの大きいプランではないでしょうか。
MUSIC + プランを初めて利用するとLINE MUSICが30日無料で使える
現在、LINEモバイルのLINE MUSIC + プランを初めて契約すると、LINE MUSICが30日間無料で使えるチケットがもらえます。
また、このチケットはこれからLINE MUSICを使い始める人だけでなくすでにLINE MUSICを使っている人にも適用されるので、LINE MUSICのヘビーユーザーはLINE MUSIC + プランを検討してみるといいでしょう。
LINE・Facebook・Twitter・Instagramも使い放題
LINE MUSIC + プランは、先ほども触れたとおりLINE MUSICだけでなくLINEやFacebook、Twitter、Instagramの主要なサービスや機能も使い放題となっています。
例えば、LINEならトークの他にもLINEの無料通話やビデオ通話も使い放題です。
なお、LINE MUSIC + プランにおいて各アプリで使い放題になる・ならないサービスや機能は、コミュニケーションフリープランと同じです。
LINE MUSIC + プラン(ラインミュージックプラスプラン)の注意点・デメリット
次に、LINE MUSIC + プランの注意点やデメリットについてまとめます。
月額料金が高い
LINE MUSIC + プランのデメリットは、月額料金の高さです。
LINE MUSIC + プランと同じ容量から選べるコミュニケーションフリープランとの比較はこちら。
データ通信 SIM+SMS |
音声通話 SIM (+580円) |
|||||
---|---|---|---|---|---|---|
LINE MUSIC + プラン | コミュニケーションフリープラン | 差額 | LINE MUSIC + プラン | コミュニケーションフリープラン | 差額 | |
3GB | 1,810円 | 1,100円 | 710円 | 2,390円 | 1,690円 | 700円 |
5GB | 2,140円 | 1,640円 | 500円 | 2,720円 | 2,220円 | 500円 |
7GB | 2,700円 | 2,300円 | 400円 | 3,280円 | 2,880円 | 400円 |
10GB | 2,940円 | 2,640円 | 300円 | 3,520円 | 3,220円 | 300円 |
高速通信容量が少ないほど差が大きく、最大で710円の差があります。
この料金差が安いか高いかの判断は、正直難しいところです。特に、現時点でLINE MUSICを使っていない人や、大容量のプランを契約しているため使い切ることがなく余っているといった人は判断できないですね。
LINE MUSICの月額料金は含まれない(無料にはならない)
LINE MUSICは有料のサービスです。LINE MUSIC + プランと聞くと、LINE MUSICの月額料金も含まれる(無料になる)と思ってしまうかもしれません。
ですが、実際はLINE MUSIC + プランにLINE MUSICの月額料金は含まれません。つまり、LINE MUSIC + プランとLINE MUSICの月額料金をそれぞれ支払う必要があります。
LINE MUSIC + プランはLINE MUSICのヘビーユーザー向けのプランで、コミュニケーションフリープランと比べても月額料金は高いので、LINE MUSICの月額料金が無料ではなくても割引などがあるとよかったですね。
ちなみに、LINE MUSICの月額料金は一般と学生で異なります。料金は以下の通り。
プラン名 (有効期間) |
ベーシックプラン
(30日間) |
プレミアムプラン (30日間) |
---|---|---|
内容 | 20時間 | 時間無制限 |
通常価格 | 500円 | 960円 |
学割価格 | 300円 | 600円 |
購入可能な場所 | アプリ内/ LINE STORE |
アプリ内/ LINE STORE |
SMSなしのデータ通信SIMは選べない
LINE MUSIC + プランは音声通話機能がないデータ通信専用SIMもありますが、SMS機能が必ず付いてきます。
他社の格安SIMでは、SMSなしのデータ通信SIMを選ぶことができます。SMSなしの場合、月額料金をさらに120円~150円安く済ませることができます。
対して、LINE MUSIC + プランはもしSMSがいらない場合でもSMSありのデータ通信SIMしか選べない点には注意しましょう。
楽曲再生時とダウンロード時は速度は遅くなる
LINE MUSIC + プランの注意書きを読んでいると、以下の文言が目にとまりました。
MUSIC+プランをご利用の場合、楽曲の視聴及びダウンロードのご利用については、音楽が快適にご利用いただける範囲で独立の速度設定をさせていただいております。楽曲の視聴及びダウンロードをご利用中でも、他の通信も安定してご利用いただけます。
これは、簡単に言えばLINE MUSICで音楽を再生したりダウンロードする際は速度が出ないように調整されるということです。念のためLINEモバイルのカスタマーセンターに確認したところ、速度を制限するとのことでした。
ですが、音楽のストリーミング再生は速度が200kbps程度の低速でも視聴できることを確認しています。
また音楽のダウンロードについても、急ぎでなければ遅くても問題ないでしょう。
逆に、音楽の視聴とダウンロード速度を制限することで他のアプリなどによる通信は安定して使えるとのことなので、気にする必要はなさそうです。
カウントフリー対象の通信でも使いすぎたり「音質 – 高」で長時間利用すると低速に制限される場合がある
LINE MUSIC + プランでは、LINE MUSICの高速通信容量としてカウントしない通信でも他のユーザーに迷惑をかけるほど通信したり、「音質 – 高」で長時間利用すると低速に制限される場合があります。
特に、音質についてはLINE MUSIC + プランのページでも触れられていて、LINE MUSICにおけるストリーミング音質設定の推奨は「音質-中」以下と明記されています。
LINE MUSICで音楽を長時間視聴する場合は、低速に制限されないためにも音質を「高」ではなく「中」にしておきましょう。
まとめ
LINE MUSIC + プランは、例えば1日に数時間にわたってLINE MUSICで音楽を聴くようなヘビーユーザーにとっては通信が一切カウントされないメリットの大きいプランです。
LINE MUSICの使い過ぎで高速通信容量を使い切ってしまうことがある場合は、LINE MUSIC + プランがおすすめです。
逆に、LINE MUSICはそこまでヘビーに使っておらず、また毎月高速通信容量が余っているような人は、LINE MUSIC + プランにすることでかえって毎月の支払いが増える可能性があります。
LINE MUSIC + プランにした方がいいか分からない場合は、まずは月額料金が安いLINEフリープランやコミュニケーションフリープランで試してみて、それでLINE MUSICを使ったために高速通信容量が足りなくなることがあればLINE MUSIC + プランに変更するといいでしょう。
また、これからLINEモバイルの契約を検討している場合は、現在LINEモバイルが開催中の高速通信容量が3ヶ月間3GB増量されるキャンペーンを活用することで高速通信容量もたっぷり使えるので、キャンペーン終了後にLINE MUSIC + プランに変更するかどうか検討するのがおすすめです。
私はあなたが希望するパケット量の一つグレードが上のものを契約することをおすすめします。
3GBでLINEMUSICを契約したいという場合は、5GBにする、などですね。
以外と音質を下げること
あとはお気に入りの曲はダウンロードができますので、オフラインでも音楽を楽しむことができます。
つまり、MUSIC+プランは必要ないと個人的に思います。
10分かけ放題プランですが、いつでも電話アプリを使用すると電話料金が半額になり、
LINE Out Freeを使うことにより5分以内なら無料で発信ができるので、
こちらも必要ないと判断しました。
かなりLINEMUSICで音楽を聴く、電話を長時間するという方は、それぞれ1000円未満のサービスですので検討してみても良いと思いますが、
日常生活で使う分には無くても大丈夫でしょう。
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