新型iPhoneに搭載されたことで注目をあつめた、DSDS(デュアルSIMデュアルスタンバイ)。
1台のスマートフォン・iPhoneで【SIMカード】が二枚同時装着できる機能です。
二枚同時に装着できる=回線を二つ持つことが出来るなどのメリットがあります。
今回は、そのDSDSの次世代版、【DSDV(デュアルシムデュアルボルテ)】についてご紹介したいと思います。
DSDS詳細記事はこちらご覧ください↓
このDSDVには、DSDSのデメリットを補うような形で進化しているものなのです。
DSDSとDSDVの違い

表でまとめると、こんなかんじです。
どちらともに、【SIMは2枚使える】【2枚のSIMを同時に待受け出来るか】など、SIMが2枚使える最大ともいえるメリットをクリアしてますね。
問題は、DSDSにできずに、DSDVが出来るポイントです。
① 片方のSIMが通話している時に、もう片方で通信機能は使えるか?
→これ実は、DSDSだとできなかったんです。
なので、通信専用と通話用でSIMを分けている場合、通話中にメール等を受信することが出来ない仕様になっていたのです。
これに関して、DSDVは見事にクリアしています。
通話しながら、WEBで検索なんてことも普通にできます。
② 使用できるLETの通信種類
→DSDSは4Gと3GのSIMカードがそれぞれさせるようになっています。
なので、通信用か通話用どちらかが3G回線を使わなければならず、せっかくのキャリア回線なのに電話のクオリティが落ちるというデメリットがありました。
DSDVの場合は、4G+4Gの為、どちらも通信速度に劣化がなく使用できるという、まさに夢のコラボレーションといえます。
③ Volte対応

キャリア会社でも続々と対応機種が増えている、このVolte。
DSDVのボルテにも名前が入っているように、DSDVではこの高性能な通信を使う事が可能になりました。
こうなってくると、もはやDSDSではなく、DSDV対応機種が欲しいですよね。
メリットだらけのDSDVですが、デメリットはなんでしょうか。
DSDVのデメリットは?

1. 本体価格が高い
DSDS搭載の機種が、3万~5万に対し、DSDV搭載の機種は7万~10万ほどかかります。
得られる恩恵は大きいですし、なんなら新作iPhoneくらいの価格と思ってしまえば、これくらいの値段体かなとは思います。
2. 3Gに対応していない機種もある
そのため、通話だけ3G回線のガラパゴス携帯を使用している場合は、回線を利用できなくなってしまいます。
購入前に確認が必要になるでしょう。
3. 新作のスマホに搭載されている
ものによっては、少し前のスマホが使いたかったりします。
ですが、このDSDVが搭載されているのは2018年に到来してから、新しくモデル販売されたスマホばかりです。
ですので、気に入っている機種がある人にはあまり向かないかもしれませんね。
DSDV対応SIMフリー機種を少しご紹介!
【ASUS エイスース】Zenfone 5Z Series | |
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楽天詳細ページ | |
DSDV | 対応機種 |
ストレージ | 128GB |
OS | Android8.0~ |
価格 | 税込 75,373 円 |
上記機種は、各キャリア(au/softbank/docomo)で対応販売されているほか、いきなりSIMフリー購入可能な、LINEモバイルに至っては、月々2000円~月額料金と一緒に支払いしながら購入可能です!
楽天だと一括購入しなければならないので、分割をしたいという方は、各キャリアかLINEモバイルなどの格安通信業者もお勧めです。
詳細が気になる方は下の記事からご覧ください。
【OPPO】OPPO R15 Pro | |
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楽天詳細ページ | |
DSDV | 対応機種 |
ストレージ | 128GB |
OS | Android8.0~ |
価格 | 税込 75,470 円 |
2018年9月時点で、楽天で販売されている新作は上記2機種ほど。
今後、どんどん新しい機種が増えてくることでしょう。
しかし、何故新作iPhoneが、DSDVではなく、DSDSにしたのかは不明ではあります。
価格を抑えるためなのか、そもそもの開発がDSDS対応として進んでいたのか・・・。
随分先の話になってしまいますが、NEWモデルはDSDV対応となることでしょう。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
DSDSやDSDVは、キャリアSIMと格安SIMを駆使して賢く、便利&リーズナブルに携帯電話を使う事のできる手段として、ぜひ取り入れてください。