Apple Watch Series 3が発売されて数か月経ちました。
※2018/9/25追記
Apple Watch Series 4についての記事はこちら↓
このアップルウォッチの特徴といえば、「LET通信を利用したセルラーモデル」仕様。
セルラーモデルとは、以前はIPhoneを介さないと使用できなかったアップルウォッチが、
通信機能を搭載したことにより、単独で使うことが出来る素晴らしい機能です。
スマートフォンを持っていなくても、アップルウォッチがあるだけで通信通話が可能という、なんとも近未来的なアイテム・・・。
そこで気になるのが、我々格安SIMユーザとして、
格安SIMはアップルウォッチにどこまで対応しているのかというところ。
今回はそこを掘り下げていきます。
目次
アップルウォッチは使えるの?
そもそもアップルウォッチと格安SIMを連携して使えるのか、
アップルウォッチの購入を検討している格安SIMユーザーなら気になるところ。
Bluetoothペアリングという機能で、格安SIMのIPhoneと連携すれば、
問題なく使用することが出来ます。
※IPhoneのBluetoothをオンにするには、画面下から上に向かってスワイプすると出てくる、コントロールセンターか、設定からオンにすることが出来る。
Apple Watch Series 3のセルラーモデルは対応しているの?
ここで気になるのが、アップルウォッチを単独で使用するための、
LET通信機能は使用できるのか?
ずばり、現段階では格安SIMでApple Watch Series 3を単独で使用することが出来ません。
何故かと言うと、Apple Watch Series 3は、SIMカードを取り外せない構造になっていて、「eSIM」というSIMカードが元々内蔵されています。
で、この「eSIM」は、SIMカードの機能をアップルウォッチ本体に直接埋め込んでいて、
通信することによって、SIM情報を書き換えることが出来るという高機能の、
新しいSIMカードなんです。
ですが、このアップルウォッチに搭載されたeSIMにアクセス権限をもっているのは、
大手キャリアのドコモ、au、ソフトバンクのみだというのです。
「取り外せない」「通信によってSIMカード情報を書き換える」
「書き換え権限は現状、3大手キャリアのみ」
この時点で、格安SIMがアップルウォッチを単独で使用することが不可能なのです。
格安SIMでもアップルウォッチを単独使用したい!
このブログを見る前にもう買っちまったよ!!ジーザス!というユーザー様のために、
何とかして使える方法はないものか探してみました。
方法としては、「お金をかければ使うことが出来なくもない。」
通信料を控えたくて格安SIMにしたのに、本末転倒じゃないか!とおっしゃるのも無理もありませんが、現状では以下の方法をとるしかなさそうです。
IPhone側に格安SIMカードを挿入したまま、アップルウォッチにはキャリアの情報を書き込んでおくという方法です。
実際、キャリアの回線も契約しなければならないですし、全機能が使えるわけでもないみたいです。詳しくは押忍!SIM道場の石野純也様のブログで書かれております↓
MVNOでも使える? Apple Watch Series 3を単独で使う裏技
今後使えるようになる可能性は・・・?
ずばり謎です。
ただ、MVNOの各社では、アップルウォッチを完全に使用できないという案内は出しておらず、
「推奨しない」との表記がだされているというものです。
これは、「一部機能が使えないけど、アップルウォッチ自体は使えるよ!」なのか、
「これからeSIM対応社が増えていく予定だからそれを待っていて!」なのかは定かではありません。
ノンキャリアに対しての大手キャリアの対策とも考えてしまえばそれまでなのですが・・・。
世の中がキャリアに縛られず、ノンキャリアに移行していっていることを考えると、
仕様対応しないほうが考えられないでしょう。
ただし、書き換え権限を与える企業をどこにするのかを選別される可能性は出てきそうです。
知名度と利用者数、元のサービスの大きさから、「楽天モバイル」や「LINEモバイル」が対応社になるのは早そうですね。